サウンドクリエイト科講師:中山信彦

中学の時に遊びに行った友達の家に於いて、友達のバンドのデモテープ作成に立ち会う。そこで初めてカセットテープでの「4chマルチトラック録音」を経験し衝撃を受ける。数日後、そのバンドが出演したライブ会場で大きなミキサー卓を操作するエンジニアを間近に見たことで「音を操る仕事に就きたい」という気持ちが芽生え、この道に進む事を決意する。
高校卒業後、都内の日本工学院専門学校の音響芸術科に2年間通い卒業後、日本屈指のフルオケを録音できる規模を持つスタジオ、Sound-Innに勤務。アシスタントとしてスタジオワークを学びながら、様々な経験を積み、27歳の時にフリーのエンジニア集団「Mixer's Crew」に加わる。その後も、数々のセッションに参加し音を探求して行く機会を得、皆で作品を作り上げていくことの素晴らしさを経験。並行して、都内某専門学校で12年間の講師活動も行っている。
2010年より個人として独立し、2012年JBG音楽院のサウンドクリエイター科講師に任命される。
スタジオに於いては、アーティストの作り出す作品やサウンドの個性を引き出し、且つ雰囲気の良いスタジオワークを心がけている。
メッセージ「創造する楽しみ」
普段通るいつもの道を変えてみたり・・・、服装や髪型を変えてみたり・・・絵を描いたり、モノを工作したり、言葉を紡いだり、歌ったり踊ったり・・・
最初はある決まりや真似に沿ったものであっても、そのうち自然と変化を求める気持ちが生まれ、結果その方法や表現には自分のオリジナリティが付加されてきます。
私がレコーディングエンジニアを目指したのは「音楽を最初から創造していく場(オリジナリティの場)に居たい」と思ったことからです。
「レコーディングエンジニア」というとみなさんどういうイメージを思い浮かべますか?たくさんつまみの付いた大きな機械の前に座り、なにやら難しい顔をしてそれらを両手で操作している人・・・。
もしかしたら最初はこんなイメージを抱くのではないでしょうか。しかし調整卓(コンソール)と呼ばれるたくさんつまみの付いた機械の前でただ、難しい顔や怖そうな表情を浮かべているのではありません。
なぜ難しい顔をしているかと言えば、歌手の方やミュージシャン・音楽家の方々がが弾いたり奏でたりした演奏をマイク通して電気信号に置き換え記録するという重要な役割をレコーディングエンジニアが担っているからなのです。
スタジオのブースで演奏されている声や楽器の「音」が、マイクを通した後スピーカーから出てきた時に「良い音」または「目指す音」、あるいは全体として「表情のある音楽」になって聞こえているかを耳で聴くことに集中しているのはもちろんですが、視覚的には細かいメーター類も同時に目で追いながらレコーディングの作業をしているので気が付けばついそのような表情になっているのかもしれませんね。
近年の目覚ましいコンピューターの技術革新などにより、スタジオに常設されていた調整卓(コンソール)や演奏を記録するレコーダーもパソコンにソフトを入れれば自宅でもその役割を再現(シュミレート)することが可能になりました。
コンポーザーやクリエイターにとっても以前は高価で手の届かなかったサンプラーが、時代と共に安価になっていき、今ではその技術を使った安価でかつ高音質なソフト音源を数万円ほどで手にすることが出来るようになりました。
その結果、パソコンにデータを打ち込めば誰でもが高音質の音源を使って音を鳴らし演奏し、また作曲もすることが可能となり、自分一人でバンドやオーケストラを使っての作曲そして演奏と音楽におけるダイナミックな創作活動がとても身近になりました。高価な楽器を手にし、学んでいくことでしか経験することが出来なかったものが、ボタンひとつ、マウス操作でその体験が得られるようになったのです。ある意味、自分の音楽的才能に出会える機会が増えたとも捉えることが出来ます。
そんな今、「創造する楽しみ」を一緒に体験してみませんか。
メッセージ「創造させる楽しみ」
自分が楽しみ始めると、次の段階として自分だけでなくそれを周囲の人にも楽しんでもらいたくなります。自分で作詞・作曲・アレンジして歌った曲を他の誰かに聴いてもらい、同じように楽しんで欲しいという気持ちが自然と生まれてきます。
ですが・・・そこで問題になるのが聴いてもらえる作品になっているか?!が重要になってくるのです。自分の主観だけで楽しんでいるうちは良かったのですが、いくら高音質の音源を使っていても、音楽作品としての「表現力」や「完成度」が聴く人の要求に達していないと当然楽しんでもらう事など出来ません。
つまり音楽を手にするハードルは下がっても他人の感情を揺さぶり共感させるというハードルは低くはないのが現実です。・・・厳しいですね。
そこで必要になるのはメロディーや支えるコード、構成などの音楽理論はもちろんですが、一方で各音素材を混ぜ合わせバランスをとって調整するという作業(一般的にミックスダウンやトラックダウンと呼ばれる)、に於いても技術的なテクニックが要求されてきます。
具体的にはイコライザーを使って周波数特性を変え、楽器ごとの聞こえ方を変えたり、コンプレッサーを用いて音のダイナミクスを調整し迫力を変えたり、リバーブを付加して音の拡がりや奥行きを演出したりなど一連のテクニックがリスナーへの心的影響をもたらすことに繋がります。そのような処理を作品に施すことによって、聴いてる人を楽しませたり感動させたりすることができるような仕上がりになってきます。上記を総合して「創造させる楽しみ」を知ることは音楽を続けていく上で大きなモチベーションに繋がることと思います。
そんなステップアップしたいDTMコンポーザーへ向けてエンジニアの立場から作品の質を上げるためのいろんなテクニックを解説していきますので挑戦してみませんか。
実績
- 【参加作品】アルバム
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- 樹里からん/She -loves jazz"(Billboard Japan Jazz チャート1位記録)
- 樹里からん/LOVER'S JAZZ(iTMSイタリア/オランダ/ベルギーDLチャートBEST5)
- Nonon /My Life with You
- SPANK PAGE /I Go Home
- 米谷 智 /うたごころ
- etc...
- 【参加作品】映画
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- 明日に架ける愛(2011年東京国際映画祭特別上映作品)監督:香月秀之 出演:市井紗耶香 アレックス・ルー
- ばかもの 監督:金子修助 出演:成宮寛貴 内田有紀
- 平成狸合戦(スタジオジブリ作品)監督:高畑勲
- クレヨンしんちゃん(主題歌 年中夢中"I want you")
- 米谷 智 /うたごころ
- etc...
- 【参加作品】CM
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- 富士フィルム FinePix
- ノーベル製菓 金柑のど飴
- 島根県 観光CM
- その他多数








